「男気」 大事だよね

先日諸事情により

たて糸を軸に巻く業者から仕事を断られて困ったので
博多織で唯一、兄貴のような先生に電話して

糸巻きの技術を教えてもらうことになりました


「はかた・織屋次平」 の遠藤龍二先生の工房です

僕に糸巻きを教えても 先生にとって何のメリットもないのですが
そこは男気なんですよ

一生忘れない出来事のひとつになりました!


先生の作品は斬新な物が多く、博多山笠との繋がりもあって
男帯のセンスが 特に僕は大好きですね


これは、以前に先生から購入した龍虎の帯です


さて 仕事



今日はまず、糸を木枠(きわく)に巻く作業でした

糸にはちゃんと綾(あや)がとってあって、糸をはたいて
綾の方向を揃えておかないとスルスルとは出て来ません

絡んだり、もつれたりすると
どうしようもないことに なってしまいます



綾の間に通っているのは、この綿の白い紐です



糸を枠に ジグザグに巻き取っていくこの機械
うまくできてるし早いよなぁ、、、




帯を作る機械では 紺色の献上柄で
広い布を作っておられました

ソファとか、クッションとか
いろんなものが作れそうですね



先生が自分の作品の糸を巻く(整経)をされてます
次回は僕が これを勉強させていただきます

本日は ありがとうございました
また日曜日に宜しくお願いいたします。