Thailand 2024・最後の日の哀愁 ㉔

今日は、深夜便で福岡に帰る日になりました

朝食を、いつものレストランで食べたあと、すっかり顔なじみになった

丸顔の店員に、日本に帰るからバイバ~イと言いました

 

さっき、韓国人の客が帰ったあと女の子が片づけてると、コップが割れてて

手を切って大騒ぎしてましたが、日本人なら、割ってごめんなさいとか

弁償しましょうかとか 言うだろうなぁ と思いました

 

さ、せっかく晴れてるし、散歩でもしますか

 

「海の家」 と言っていいのか、ビーチパラソルの準備をしてます

「なに見てんだよ」 って感じの兄ちゃんが、すげ~強そう

 

天婦羅や玩具や、サングラスの行商も ウロウロし始めます

 

朝だから、まだ客もまばらです

 

この時間帯にビーチを散歩するのが、僕は好きですね

 

パラセーリングが連日の大盛況で、朝からすでに クルクル回ってます

 

後ろを振り返れば、ド~ンと ヒルトンホテル

 

次は、いつ来るか分からないという心境で見たことはなかったので

しみじみと、この空気、この匂いを 嚙み締めました

 

今度は いつカエルかな、、、

 

この安い部屋にも、結果的に愛着まで湧いてきた頃にバイバイですね

タクシーのおじさんには、今日の、午後8時に予約してますが

果たして約束通り 来てくれるでしょうか、、、

 

と、思ってたら約束より少し早く、三菱の普通車が迎えに来て

若い兄ちゃんが 「おじさんの代わりに僕が来ました!」 と言うんです

さては あのおじさん、空港までの2時間が億劫になって

長距離専門で稼いでる若い兄ちゃんに任せたんだな、、、と理解しました

 

ゲストハウスをチェックアウトする時、女の子がすごく名残惜しそうに

握手とかしてきたんで、少し感激してしまいました

 

運転手の兄ちゃんは、めちゃくちゃいい奴で、九州の男みたいな顔をしてて

「空港まで1200バーツで予約してるけど、それでいい?」 と聞くと

「それで聞いてますよ!僕はハッピーです!」 と言って笑い

「この車、新しくてカッコいいでしょ、日本の三菱ですよ~!」 と

誇らしげに自慢していました

 

運転中も、一人でブツブツ 歌とか、ラップの練習とかやってて

ときどき振り返っては ヘヘヘ~と笑うんです

それにトイレ休憩はいいすか? コーラ飲みませんか? とか、親切でした

 

なので、空港に着いた時 「君がナイスガイだったんで1300バーツ払うよ」

と言って渡したら 大喜びをしていました

 

さて空港では、自分が何番の受付に行けばいいのか

電光掲示板の字が小さいんで、毎回 苦労しながらゲートに向かいます

 

そして離陸まで時間がたっぷりあるので、店でビールを1本 飲んで

財布の中には 20バーツ札が3枚、、、60バーツ

これ、日本に持ち帰っても仕方ないなぁ~と思いながらトイレに行くと

そこに、小柄な掃除のおばさんが立ってて、ニッコリ笑ったんですよ

だから 「いつも綺麗にしてくれて有難う、チップです」 と言って

60バーツあげました

おばさんは ワイ(手を合わせる行為)までして コプクンカー!と

2回も言って大喜びをしてました、僕も気分が爽快でした

 

あと、驚いたのは、僕が以前にアルバイトでお世話になっていた

「ベルコ・伊都斎場」 の店長にバッタリ会ったことです

彼らは3人組で、初めてのタイ旅行から帰るところでしたので

「あなたがいるなら案内してもらいたかったなぁ~」 と言ってました

 

以上、これで

僕の2024年、タイの10日間の報告は終了させて頂きます

自分の思い出として 長々と書きましたが、最後まで読んでくれた方

誠に有難うございました。

 

最後に、、、

帰国後 グーグル・ストリートビューを見たら

あのおじさんが、いつもの場所にタクシーをとめて

いつものように携帯をいじってる姿を見ることができました

ちょっと ジ~ンときました。