雲龍図の お盆

先日

友人の平井さんに、大きな竹のざるを頂きましたので

そうだ!

作品陳列用のお盆を作ろうと思い
妙心寺・法堂天井の 有名な「雲龍図」を描いてみました


まず、竹ざるの大きさに合わせて
下絵を和紙に描きます


「一閑張技法」 の下地をした竹ざるに 貼り付けました


その後、墨で濃淡をつけ
まあ、お馴染みの雲龍図ができましたが、、、

う〜ん 

普通過ぎて 面白くないなぁ〜

よっしゃ 「赤い龍」 にしてみよう! と思いつき
酸化鉄顔料の 「弁柄」 を塗り込みます


さらに、弁柄だけでは定着しないので
「柿渋」 も塗り込んでいきました


できあがりです

10年ぐらい使うと もっと黒くなり光沢も出るでしょう
巾着を並べるお盆として使います。