消去法で悔いの無い人生、、其の二

だが、しかし、、、

「百年生きて、百年学んで、馬鹿のまま死ぬ」

これはロシアの好きな諺ですが
多くの哲学者や悟りをひらいた沢庵和尚のような人が
言ってる事を参考に考えると

人は自分が経験した範囲でしか考えることが出来ないので
無意識のうちに苦手な項目を避けて競争し、それを正義と信じ
他人の愚かさには即座に反応するが
自分の中の愚かな部分からは目を背け、あるいはそれに
気付きもせずに生きている

ゆえに世の中の事をほとんど知らずに死んでいくもの

人の経験は、絶対的にその人だけのものであるから
他人とは比べようが無いものであり
子供にでも学ぶべきことは必ずあること

未来というものは本当は幻である
確実に生きているのは「今」しか存在しないわけで、
今、今、今、の連続が即ち人生であると、、、

いろいろ知っているつもりの偉そうな大人達は
まず自分が何にも知らないという事に気付くべきであり
そこから初めて自分に何が出来るか分かるものだということ

まぁこんなことを40才になってから感じて
オレってクソだったよなぁ〜て
過去の調子に乗っていた自分を恥じるのです

それでも禅の心、奉仕の気持ちなど、
たいしてありはしません、みんなそうでしょう
「寸善尺魔」 なんて言いますが、日本人は少し偽善的に
振舞う民族なんでしょうね
しかしドロドロとした煩悩はスパッと断ち切って
人の役にも立ちたいと、最近は思っています