良の考え 其の一

平凡な毎日なので良的考えを述べましょう、僕は多くの人に物作りをお勧めします、

よく伝統工芸されて凄いですね〜とか、着物作れるって素晴しいですね〜器用なんですね〜  って言われるけれど、、、
そんなこと無いんです、
幸運にもやりたい事が見つかって不器用ながらにやれる範囲でやってるだけです、職人さんの中には凄く貧乏してでも目指す技術と理想の作品を追い求めている人がたくさんいます
それは偉いことでも凄いことでもなく、自分がそうしたい、それが幸せだと感じる生き方だからでしょう
以前にある人から着物の先生、先生、と呼ばれた時、まだまだ未熟な僕でも、そして大して作品が売れてなくても、やっぱり嬉しかったものです、その時思いました、ああ、ここの快感に酔って勘違いすると先生様に陥るんだと、
僕はサラリーマンが長かったから分かります、営業も辛いです、倉庫も辛い、事務も肉体労働も飲食店もみんな厳しい面があるわけで、
僕の母は専業主婦ですが、これだって誇り高い仕事です

つまりは一生懸命生きてればみんな人間として同格ですよね
本当の意味の先生など、どこにもいないんです

だけど何か、全ての価値観がお金で換算される世の中でしょう
人よりいい家、車、電化製品、ブランド品、そんな物が幸せの代名詞みたいになっていませんか
しかし安物でも偽物でも、売って儲かったら偉いし社会に貢献してることも暮らしが豊かになるのも確かに事実なんです
でも、、僕がそうであったように、何か今の自分の仕事が嫌だと思うならば、そしてやりたい職があるならば思い切ってやってみるのです、
そしたらそこには出会うはずの無かった新しい先輩や友人がたくさんいて、新しい人生が動き出します
なんとかなるもんなんです、日本に生まれた事こそ幸せで、自分で人生を変えることもできるわけです、そして必ず価値観が変わります
始める時は根拠の無い自信! これが大切です!

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