皆様、お久しぶりです!
「熊本県伝統工芸館」での展示会を終え、無事、福岡に帰ってきました
絹のストールや一閑張りの手提げなど、たくさんのご購入を頂き、大成功でした
一人で3点ほど買われたお客様が
「凄いね~!こんなに手間かけたら儲からないでしょうに、、、」 と言われましたので
「儲かるていどに手を抜けば、お客様は感激しないと思いますよ」 と言うと、笑ってもらえました
あと、買われたお客様の意見として
「私も一閑張りをやってますが、これは真似できない領域です、、、」 とか
「この材料は、どこに売ってるんですか? えっ、あなたの手作りなの?」 とか
「家が近かったら弟子にしてもらいたいのに、、、」 とか
「国は、あなたたちにこそ補助金を出すべきだ」 とか
今回特に、一閑張りを絶賛されましたが
絹織物に比べたら、はるかに簡単です、ただ、めちゃめちゃ面倒くさいだけです
同じ業種の、まあ例えば手作りバッグとか藍染リメイク作家さんとか
そういう筋のお客さんは物の価値を知ってるので、サッと選んでドサッと買われます
いつも来て下さる常連さんは、お友達を連れてきて応援して下さいます
海外旅行に行くと、僕の作品に外人が群がって
「それはどこに売ってるんだ?」と聞かれるという話をしてくれました
つるやの御饅頭まで戴きました、有難うございました!
しかし~ 「先生の作品は素晴らしい!」 と言われると照れくさいっすね~
自分の未熟な課題が分かってるから永遠に先生じゃないです、人に教えるのも苦手だし
凄い工芸家の先輩もたくさん知ってるんで、そう思うんですよね、、、
それよりも、
毎日通勤電車などに揺られ、嫌な上司や先輩後輩同僚に付き合い、嫌な得意先に合わせ
嘘ばかりの会話の中で嘘ばかりの商談をして、成績が上がっても上がらなくても給料を貰い
胃薬を飲みながら残業して、週末は酔っぱらってゲロを吐くような
昔、僕が勤めていた会社員などのほうが、よっぽど凄いことしてると思ってるのもあるかな
これ、皮肉を言ってるんじゃないですよ、僕には耐えられなかった世界ということです
手描き友禅作家 「仲胡」 の坂井さんが来てくれました、この人も自由に生きるタイプで
そのうちまた、二人で展示会でもやろうか~なんて話をしました
相変わらず(若く見えて)可愛いですが、年齢を聞くとびっくりしますよ(笑)
あっという間に展示会も終わり、今年もタイ旅行に行ける資金を稼ぐことができました
感謝の気持ちを込めて、展示会場を雑巾がけさせて頂きました
震災の復興もままならない中、熊本の皆様、本当に有難うございました
期間中の宿は、お馴染みの連れ込みっぽい 「旅館 みやこ」
おかみさんは気さくで感じいいです、僕が帰る頃に暖房を入れてくれてます
僕の部屋は、洗面所が付いているので 一泊3000円
便所と風呂は共同です
もっぱら、こんな感じの夕食ですが
こんなのが すごく美味しかったりするんですよ
続く、、、。