妙心寺の龍の天井絵をモチーフに
「ぐるっと龍の手提げ」 を作りましたので、紹介します
まず下書きは、篭の面の寸法を測っておいて和紙を裁断し
角の曲面のことも計算に入れながら 墨で筋書きをします
そして顔彩、布用の塗料、墨、などを使って着色します
顔の部分を貼り付けます、和紙を5枚〜10枚ていど重ねて貼るので
絵が飛び出してきて、生き物のように見えてきます
とぐろを巻く側面は、角の継ぎ目が見えないよう注意します
胴体部分の、篭の裏側になります
足や鱗などを立体的に見せて、リアリティーを出します
尻尾の部分まで貼り終り、すべて計算通りにいったと安堵します
ここまでで、まあ一週間ぐらいかかったでしょうか
そして、最終的に墨や柿渋を使って鱗や顔の濃淡の仕上げをやり
継ぎ目の修正や天日干しをやって完成となります
この作品は墨を使いましたので、天日干しが少なく1カ月でしたが
柿渋の茶色で仕上げるなら、完成まで3カ月はかかります
ざっと、作り方を紹介しました
コツや、技術的なものは、割愛させて頂きます
さて、明日から
「十人十色」 の仲間が二人、久留米岩田屋に於いて
約一週間の催事で出店します(5月30日(水)〜6月4日(月)まで)
「岩田屋・定番コレクション」 は、お客様に好評を頂いている
企画だと聞きました
仲間の二人は、チラシの左下に掲載されてます
変態藍染職人 ・ Indigo Japan の緒方啓介さん
着物リメイク番長・ 博多浪漫着物服 の平井多香世さん
先日、平井さんの工房に材料を仕入れに行きました
とにかく 「癖がすごい」 ところは僕と共通点があります
これは、帯の生地で作ったウエストポーチ的な形のバッグです
大きめに作ってあり、底面やベルト部分は
「手作りくつと教室・ていねい」 のいまむらみどりさんが提供した
革のコラボなんです
あえて 「エナメル」 などを使い、オシャレでした
久留米方面に行かれる方はぜひ
お立ち寄り下さいませ。