熊本日記・二人展の意味

手描き友禅 「仲胡」 の、坂井仲子さんは
3年前に、僕の展示会を見に来てくれたお客さんでした

そしてすぐ、福岡の僕の工房にも遊びに来てくれました


坂井さんは東京で手描き友禅を勉強されたあと
3年前に地元熊本では珍しい手描き友禅の工房を立ち上げて
フランスの展示会に参加するなどの活動を続けています


http://yuzen-nakako.com

それで、まだ地元で個展をやっていないということを聞き
じゃあ伝統工芸館で一緒にやってみようかと、友禅と草木染めが
同時に見れるならお客さんも楽しいんじゃないかと、お誘いして
2017年に、実現したわけです


彼女の特徴は、まず鮮やかな色彩感覚でしょう
多くの作家は年齢と共に、選ぶ色も変化していくと思いますが
彼女は若々しい色を使います、、 本人はそう若くもないですけど(笑)


工芸品というのは面倒くさい工程があり、手描き友禅もやはり
長い工程を経て完成されます
コンセプトとしては、伝統の柄を生かしながらも現代風なデザインを
確立し、仲胡オリジナルを出していきたいということでした


今回、財布がよく売れていました、これからもっと新しい小物や
友禅の洋服などラインナップが増えていくと思います

今後の活動が楽しみです
二人展、大成功だったと思います、お疲れ様でした


熊本のワインも頂きまして、誠に有難うございました。


さて僕は


また 「旅館みやこ」 に戻ることができ
最終日まで ゆっくりくつろぐ毎日を過ごしました


これは顔彩です、博多ではあまり見つからない赤金、青金、銀が
下通りの文具店にあったんで即買いしました

今までは金の部分に黄土色を使っていたので、これでまた作品が
綺麗に見えることでしょう。