あれから、手続きや書類に追われる日々ですが
ちょこちょこ工房に行っては 遊んでいます
以前から作りたかった 動物山が完成しました
これは、机の引き出しにゴロゴロしている動物のフィギアを
何か 猿山のように面白くできないかという発想でした
作り方は簡単！ 丸い板と角材をグッデイで買って
それを土台とし、厚紙や和紙を糊で固めていきます
あとは着色し、柿渋で仕上げました、一閑張りの製法ですね
コップのフチ子さんなどを いっぱい持ってる人なんかは
崖のような土台を作ると面白いんじゃないでしょうか
誰でもできます、皆さんもどうぞ
先日は
WBC世界バンタム級タイトルマッチで山中慎介選手が
宿敵モレノにKO勝ちし、11度目の防衛を果たしました
これで 具志堅用高選手の12回防衛まであとひとつです
内山高志選手が達成できなかった日本記録を
山中選手は破ることができるのでしょうか、、
6回、強烈な（神の左）クロスカウンターが決まりましたね
初回からこの試合は 正々堂々の倒しあいでした
これぞ真のチャンピオン同士の決着です
モレノはパナマの英雄で スーパーチャンピオンですが
この試合で 生涯初のKO負けとなりました
並の選手なら 一撃で起きてこれない山中の左を食らっても
モレノは二度も立ってきました 素晴らしい試合でした
そして
さらに素晴らしかったのは 長谷川穂積選手でした
WBCスーパーバンタム級タイトルマッチでメキシコの
チャンピオン ウーゴ・ルイスに挑戦したのです
長谷川選手は世界戦で2度もKO負けして もう35才になっています
そして5年ぶりの王座返り咲きと、三階級制覇もかかっていました
「負けたら引退」 と言った選手は負けるといいますが、、、
階級を上げて制覇していくということは
身体が大きくてパンチ力がある相手に変わるということなので
必ずスピードで勝ることが必要ですね
早い段階で頭が当たって ルイスの鼻から出血もあり
ルイス自身も調子が悪そうに見えました
そして9回に勝負を賭けてきたルイスと壮絶な打ち合いを制し
戦意を喪失させて TKO勝ちとなったのです
「唯一 生きている場所が見つかるのではないか」
今回、これに僕は感動しました
わかるなぁ〜 と思いました
長谷川選手は、がん闘病している母の治療費を稼ぐため頑張りました
しかしその母も他界し、何のために頑張るのか見失いかけた時
あらためて自分の存在価値がどこにあるのか知ったのでしょう
「方向を見失った時 人間はいちばん苦しい オレには音楽があった」
これは矢沢永吉さんが残している言葉ですが
人というのは活躍できる場所、生きる証が欲しいものです
幸い 僕には工芸があります
こんな凄いチャンピオンたちとは比べ物になりませんが
進むべき道があるだけでも幸せなことだと思っています。
