猫が 大好き

僕のブログは よく猫が登場するなぁ、、と
お気づきの方もおられるでしょう

そう、外を歩いている時はいつも 
大好きな猫を 探しています

そんな猫好きな僕が
猫好きな方へ バッグを作ってみました




まず 浮世絵を参考にした下絵です

♪ おさかなくわえた どらねこ 追っかけて〜 ♪


竹かごに張り付けました

猫は 僕と同じく自分勝手で裏街道を歩くイメージです
女性も同様に 可愛がっても逃げて行くタイプが好きですね

それにあの野生の本能! たまりません


柿渋で仕上げて 赤い着物の生地で取っ手を作りました


はい、裏も猫だらけで〜す


はい、内側も猫だらけで〜す


猫を見かけたら 「ミャ〜ン」 と声をかけてみます
そいつが立ち止まってこっちを見たら 近づいてみます

そして逃げずに 触らせてくれたら
「根性ネコ」 の名誉を与えてあげます(笑)


さて

工房を整理していたら
おじいちゃんの形見の着物がでてきたんですが

ひざ元に醤油がべったり染みてるんで
どうしたもんかと思い

「うわっぱり」 を作ることにしました


ちょちょと 縫ってね〜
作務衣の上着にしちゃおう

おじいちゃんは 背が低かったからね
どっちにしても着物としては着れないサイズだけど

これ 着てみたかったんです

懐かしい 煙草盆と キセル
あの匂いがまだ 着物からするんですよ


いいですね

袖が短いぶん、作業にちょうどいいです


浮世絵の人物が着てるような この生地がいいんですよ
昭和20〜30年代のものじゃないでしょうか

血が繋がっていない人にとっては ぼろ布でも
僕にとっては 宝物です(笑)


おじいちゃんは

朝日新聞社に勤めていて、日本の伝統文化や
文学、芸能などにも とても詳しく

コラムニスト 「博多・沖宇洞(おきゅうと)」
として活躍していましたが

僕がまだ小さい頃に 若くして亡くなりました



僕が現在 工芸家であるのは

13年前の夏、セブンミリオンカントリークラブの12番 
ロングホール、ティーインググランドで

煙草を吸っていた時 突然!!

「りょう、、煙草をやめなさい、、そして
   やりたいことがあるなら やんなさい」 

と、空から

おじいちゃんの 「お告げ」 が
聞こえたからなのです

そして煙草をやめ 会社もやめました

信じるか信じないかは あなた次第です。