タイ 2015 ムエタイジム

小学生のころから夢だった ムエタイジム

タイ4年目で やっと実習のチャンスがきました!
僕はルンルン気分で ジムを訪問したのです




「チーム・ニキエマ ムエタイアカデミー」

セカンドロード、BIG-Cショッピングセンターの
裏通り沿いにあります

試合に出てる選手も 何人かいるみたいですよ


格闘技大好き! 

とは言っても 僕はズブの素人、、、
しかも53才で 普通に練習ができるとは思えません

なので ルンピーに話をしてもらって
軽く真似事をして帰ろうと思っていたのですが

黒人系のフランス人 

身長195センチ 100キロ
めっちゃ怖い ジムのニキエマ会長の登場でした!

とても写真を撮っていい雰囲気じゃなかったので
イラストで説明いたします



ニキエマ 「おまえ、今日練習すんのか?」

ボク 「はい、少しでいいです、、、」

ニキエマ 「ここはな、少しはね〜んだ!やるか、やらんかだ!」

ボク  「ひえ〜、や、やります」



ニキエマ 「てめえ、トレパンも持ってきてね〜のか!
        ジムの貸すから はよ着替えろ コラ!」

ボク 「は、はい!ただいますぐ!」

ニキエマ 「自分のバンデージぐらい巻いとけ コラ!」

ボク 「はい!かしこまりました〜」

ニキエマ 「巻き方が逆なんだよ この野郎!」

ボク 「あわわ〜、すいませ〜ん」



ニキエマ 「とりあえず タイヤ飛んどけ!いいか!」

ボク 「はい! 飛びます飛びます!」


みたいな感じで

タイヤを飛ぶこと 30分、、放置、、35度、、地獄

時々 タイ人のコーチが来ては 「足を前後に動かせ!」 とか
「ファイティングポーズをとらんか!」 と怒ります

僕は思いましたね

裕福な日本人の クソ生っちょろいアホが来たんで
懲らしめてやろうと思ってんだろうなぁ〜って

だよなぁ〜

オレだって、、そう 

軽い気持ちで織物したいなんて言うやつは
とりあえず地獄に落とすもんな〜

人生 「舐めたらイクぜよ〜」 なんて クソ汗だくで
くだらないギャグを思い出した頃、、、

なんとニキエマが いやボスが

「ヘイ ジャパニーズ! バンデージを巻け!
      パンコーチ! そいつの相手をしてやれ!」


ということで
夢のバンデージ! 夢の実習が始まったのでした




最初は バンデージで軽く ジャブ、ストレート
グローブを付けてのシャドウ うう〜! たまらん〜嬉しい〜!

パン 「打ったらすぐ引いてガードしろ! KOされるぞ〜!」

ボク 「はい! 分かりましたぁ〜!」



パン 「足はステップを踏むな! つま立ちで、すり足だ!
        肘は 上から打ち下ろすように打つんだ!」

ワンツーが甘いと パンコーチの右フックで殴られます
30分、40分経つうちに 腕が萎えガードも下がります

「もうお前は 試合ならKOされたぞアホ!」

「はい! すいません!」


膝蹴りや ローキック、ミドルキックも教わりました
写真の蹴りは 右のガードが下がってるでしょ

「なんでわからねぇ〜んだよ!」

って 言われました

そして蹴るたびに すねがズキズキしてきて
ちょっと油断した時 足の甲がパンコーチのひじに バキャッ!

折れたかな! と思ったけど大丈夫でしたね


だいたい 2時間ぐらいでしょうか
パンコーチ 本当に有難うございました

そしたら 最後に

「よっしゃ、腹筋50回 やって帰れ!」 ってさ!


そりゃ ね〜よ〜(笑)




と いうわけで

人生初のムエタイの練習は、ここ20年で一番しんどく
ぶっ倒れるかと思いましたが

夕方のカフェでは爽やかな達成感が 僕を包んでくれました
ルンピーとの格闘技談話も 熱が入ります



火照った体を癒すように 僕は一人でビーチを歩きました

すると 「りょう!」 っていう声


ルンピーの奥さんのポックさんと 妹のワンさんでした
お二人ともダイエットで ウォーキングだって


恋人たちが 愛を語ってますねぇ
ちきしょ〜 メラメラ燃える この胸〜


そして 本能的に僕はステーキを食いに行き
疲れてるはずなのに 一人でバーにも行きました



この人は バーのトイレで すれ違ったお姉さん

「微笑むんじゃねぇ、、今夜のオレは獣だぜぃ」 なんちって(笑)


深夜 ホテルに帰る頃には 全身がうずきはじめ
歩くだけで 右足はズキズキ


あいてて〜っ! 腫れてらぁ〜

でも幸せ〜な一日でした



続く。