井岡一翔選手 やりましたね!

タイの先輩、観ましたか〜?


今回はマイナーな記事ですいません

WBA 世界フライ級タイトルマッチ 12回戦

チャンピオン ファン・カルロス・レベコ (アルゼンチン)
       VS
  同級3位 井岡一翔 (日本)


チャンピオンは、アルゼンチン記録の9度防衛を賭けた試合で
井岡は一族の夢、そして最短記録の3階級制覇を賭けた試合でした


序盤は、井岡の左ジャブやボディーが面白いように当たります

約一年前に、タイ人のチャンピオンに挑んだ3階級制覇は
序盤に老獪なカウンターでポイントを取られ、そのまま逃げ切られて
判定で、プロ初の負けを食らった井岡ですので

今回は猪突猛進のチャンピオンに対し、中に入られないよう
しっかりと作戦を立ててきたようでした




今日の井岡は 切れていました
左のジャブ連打から 右のストレート、左右のボディー

とにかく相手に打たせないで打つ
強烈な集中力で 勝ちにいっていました


これは格闘家の先輩から聞いた話ですが
井岡選手の特徴として、このスタンスがあります

後ろに踏ん張った右足は 横に向けて構えていますよね
こうすることにより 右ストレートの伸びが良くなると同時に
バランスも保てて 威力も増すわけです


今日は倒しにいってなかったので、マン振りせず
クリーンヒットさせていました 

15ラウンド制であったなら ダウンを取れたかも知れませんね


それにしても この判定は納得いきません

タイ人ジャッジは引き分け? 他のアメリカ人ジャッジも
2ポイント差と 3ポイント差ですよ

確かにアグレッシブに前に出てパンチを出したのはレベコですが
井岡はほとんどブロックしていて、チャンピオンはダメージで何度も
グラッとしていたのにです

大場政夫や輪島功一の死闘を観てきた僕にとって
最近のボクシングは 本当にスポーツ化してきたなぁと感じます


まあ、なにはともあれ おめでとうございました
3階級制覇して また次の目標に「翔ぶ」ことが出来ますね



いつも思うのですが

こんな26才の若者が、青春の全てを過酷な練習と減量に捧げて 
大観衆の前で殴り合いをして 世界一をとるわけですよ

そう考えると

僕らの日々のプレッシャーなんて たいしたことないんです

「どうしよっかなぁ〜」 と思ったら

迷わずチャレンジしないといけませんね!


今年も いろいろ飛んでみましょう。