たて糸が残り少なくなって
何でもいいから織ってやろうって時に
意外に、気持ちいい色になったりします
織って気持ちよかった生地は
巾着になろうと、ブックカバーになろうと
だいたい、お客様がすぐに手に取られますね
色の組み合わせは 無限にありますから
楽しいし、難しいです
9月に描いた この絵が
ようやく作品になりました
可愛いかごに したかったので
絵も マンガ風に描いたつもりです
これは謙信の書で
宿敵の武田家が いかに悪いか、ずるいか、アホか
延々と書かれています
これは信玄による 「甲州法度之次第」 で
軍略、統制、治安、家訓、 などを定めたものです
あたまの部分を少し 模写しました
内側はシンプルに 家紋だけです
柿渋を何度も塗り
この色になるまで 3ヵ月かかりました
これは ちょっと前に自宅から撮った月です
僕らの社会は、月が出ようが出まいが困らないですが
戦国の時代の月の光は
忍者にとっても山賊にとっても、村人にとっても
重要な役割を果したでしょうね
帰り道
月による自分の影を見て
かなり明るいんだなぁと 再確認しました。