中卒は キビシイ

いろいろあって

高校ば中退した連中って
オレの地元にも 5人ぐらいおって

その中でも

職業訓練校やらで資格とって
頑張りよったダチも おったんやけど

ある時 ポツンとそいつが

「やっぱ中卒は、、キビシイやね、、」

って 言うた

なんか バカ扱いされて
いつまいでん 単純な作業でコキ使われるげな

そらぁ そういうもんやろ社会って
喧嘩が強いていうても 何の役にもたたんもんね〜て
肩ば 叩いて笑ってやったら

「オレ、水商売やってみる、もうオレ18になるし
  実は ちょっと声かけてもらっとっちゃんね」

って そいつが言いだした

よくよく聞いたら

なんかキャバレーみたいな店の ボーイらしくて
なんでもやらされるけど 給料は今の倍はあるってよ

だろうねぇ 

今の現場じゃ 8万しかもらってないからね

オレは それがいいか悪いかも分からんし
反対する理由もないけん

「いいて思うなら やってみればいいやん!」

って 軽く笑って送り出したよ

なんで 「送り出す」 って言うか、、
それは 多分地元に帰って来んやろうと思うからよ

いっこ上の先輩もそうやったように

中州で働くごとなったら 地元からは通えんけん
どうせ住吉か 清川あたりの安アパートに引っ越すもんね

そんで 昼と夜が逆転した生活からか
同じ生活パターンの ホステスと同棲はじめて

昼に起きて ボボして パチンコして 出勤してっていう

青白〜い顔の幽霊になるって
だいたいが 決まったパターンやもん

だけん

小学校から一緒やったけど
こいつとは もうこれで疎遠になるんやないかなぁ〜
とは 予測がついたね

オレも 夜の商売に興味はあったよ
カネも欲しかったし ケバい女も好きやしねぇ

でも やっぱ朝早く起きて 

昼間に遊ぶことの方が 人生的に面白過ぎるんで
どうしても 無理やったというのと

オレは酒が大好きなんで
酒の商売したら 身を滅ぼすって
本能的に 分かっとったんやろうと思う

だけん 

「じゃあな、、、」

って 感じやったと思うよ あの頃

結局そいつは数年後 

友達と共同で ホストスナックみたいな店ば 
開店させることになって
オレたちは 再会することになり

しばらくは 遊び友達になるわけよね

そのへんは いつか

社会人編で 書きましょう。