タイランド 特別編 其の二

今回のテーマは 「安いホテル」


これは 

旅行ガイドには載ってませんので
自分で歩いて回るか タイの友人に聞くしかありません

海岸線には そりゃ ヒルトンやら 何やらありますよ
でも 金を節約するなら ホテルが一番はやいんで

僕はあえて タイ人レベルに 身をゆだねます


ここは クリーニング屋が 部屋も貸します
一泊 500バーツ(1575円)です

経営者は 中国系タイ人で

6日間分の 3000バーツを払ったあと
預かり金を もう1000バーツ出してくれと言われて

それを 帰る時に戻してもらおうと思ったら
言葉が分からないふりを されたんですよ

だから タイ人の友達に交渉してもらったら
やっと 返してくれました

東南アジアは 油断も隙もありません


しかもペンキ塗りたてで綺麗ですが 中はオンボロでした

夜中に クーラーが止まって 室内が35度ぐらいになったので
大家さんに 文句を言いに行ったら 
なんやかんや言って 相手にしてくれないんです

だから腹が立って クーラーをボコッって殴ってみたら 
また動いてくれました


それに シャワー室が 外の小屋になってて
蚊や 蛾や ヤモリの オンパレードでしたね

蚊に刺されると マラリアの危険性があるんで
そこは 気を付けています

僕が

ホテルを選ぶ基本は 
最低でもクーラー付きです

もっと安い 一泊600円ぐらいの所も あるにはありますが

体調を崩したら なんにもなりませんので
この位の レベルにしています


部屋は 6畳一間ぐらいかな
タコツボみたいな 暮らしです

奥にあるドアから外が シャワー室です


石鹸やシャンプーは 自分で買ってきます

汗をかくたびに 何度もシャワーを浴びるので
タイ人は 基本的に タオルもスポンジも使いません

下半身のタワシで泡をたてて 全身に広げるだけです


次です

ここは歓楽街のど真ん中にある ホテル
こっちも 500バーツで泊まれます

表にママが座ってますね
奥には お姉ちゃんが二人 客を待っています


前にも書きましたが 売春宿的なビルでして
泊まりたけりゃ 誰にでも貸します


ママが 「何泊するんだい?」 って聞くから
じゃあ 「3泊お世話になろうかな」 って言うと

「1500バーツ よこしな」 って言って 鍵をくれます

あとは まったく ノータッチ

宿帳も 領収書も ルームサービスもなし
シーツも枕も 黄色い染みが付いたまま

バスタオルも 二枚を使いまわしです

シャワーの水は 時々赤くなるし
チェックアウトも 鍵を返すだけで バイバ〜イでした


これが唯一の サービス品です

あと、朝まで続く 奇声や音楽やクラクションも
楽しいアトラクションと 言えるでしょう


なぜか どらえもんステッカーの 冷蔵庫
他にも キティーちゃんなんかが すごい人気ですね

まあ ひで〜話ばかり書きましたが
外に出ると こんなだから

許せるんですよね〜


もうひとつ! 

テレビだけは 

飛びきり豪華なオプションがあるんです


それは ムエタイの試合を いつでも観れること!
24時間体制で 放送されています

これは 格闘技ファンには たまりません
ホテルで 何時間でも観ちゃいます


特に、日本では放送されない この写真の試合
これは伝説の 「モエ カッチューア」 です

映画「ランボー3」でも 出てきましたね

拳に 布だけを巻いた状態で殴り合う
非常に危険な 博打試合なんですよ


現在でも ミャンマーとの国境付近で開催されています

くそ汚いホテルでも
これが観れて 僕は本当に幸せでした。