女を 捨てるキッカケ

あの当時

オレは世界で一番キレイな女は

リビアニュートンジョンか 
ファラフォーセットやろ〜ね〜って

勝手に思いよったね

永ちゃんやら COOLSばっかり聴くオレが
だいたい寝る前は オリビアを聴いて寝たりするぐらい

基本的にオレは 
「スレンダー美人」 が好きなのよ

それにくらべて 

その夏 付き合った 女ときたら 
若干デブやし アホやし

街 歩きよっても 

なんか自慢できるタイプじゃないだけに
なるべくダチには会いたくね〜って感じやった

以前に書いた YHという別れた彼女ねぇ、、、
(2012.9.28記事) 

あの大恋愛のあとの オレの彼女っていやあ
駅で引っかけたり ダチの紹介だったり

2か月ていどの付き合いの 繰り返しばっかりで

2年の青春は イマイチつまんね〜なぁ〜って 
迷走しよる矢先に

先輩の彼女さんから

「あんたの女、けっこうブスやねぇ なんでよ?
  あんたやったら もっと良かとがおろうもん」

やら 

「褒めけなされた」 言葉くろうて

そうやねぇ〜て オレも納得して

がっくり肩ば落として
西鉄駅前ば とぼとぼ 帰りよったとよ

ふっと 

そこに YH が おった

半年ぶりかなぁ、、いやそれ以上か
あんな別れ方ばしたけん 複雑だよね

オレはとっさに 怖い顔して近づいて

「よぅ、元気しとう?」

って 低い声で言うた

そしたら YH がニッコリ笑って

「うん」 

って言うたんよ  

わ〜お! やっぱこいつは清純で 可愛い!

もうオレは ダメやった

「あん時はごめんね〜 勉強頑張ってね〜
  優しい彼氏見つけてね〜 元気でね〜 またね〜」

そう言うとオレは 

満面の笑みで逃げるごと立ち去って
やつの後ろ姿が見える位置で 煙草に火をつけた

眩しいほどの よかおなごじゃ、、、

あんな風に

しっかり学生生活ば送って 勉強もして
大学でも行こうかってやつに比べ

オレはいったい 
なんばしようとかいな、、、って思ったよ

結局 その日のうちに
オレは電話で 女を捨てた

偉そうに言うとるけど
その女の時は たまたま オレが捨てたというだけの話よ
逃げられることだって いっぱいあった

それでもやっぱ
しばらくは 寂しいっちゃ 寂しい

だけん その夜は 近所のダチの Y と
駅前のスナック 「渚」 という店に行って

グダグダ言うて

チャイナドレスのお姉ちゃんの手を触らせてもらいながら
サントリーオールドの水割りば 飲んだ

「いい女やったら 目の前におるやない!」

そう お姉ちゃんは言うばってん

「なら、オレと付きおうてくれるね」

って言うと

「キミが社会人になったら 考えてあげよう〜」

なんてサ、、さらっとうまいよなぁ〜

ますます 落ち込むよぉ。