相島キャンプ 其の二

なんも知らんで参加した 一年には悪いけど

このキャンプ 

実は 悪魔の儀式ば 用意しとったんよね、、、

日が暮れて
キャンプファイアーば囲んで 一気飲み大会

これは軽く流すていどたい

じゃないと 

酒に弱いやつはヤバイやろ
死人は出したくないからね

次に

近くの洞窟まで一人で行く キモだめし
これでも もう弱気になっとるやつ いたなぁ

そして いよいよ

根性焼き りょうちゃんスペシャル大会」

の幕開けとなる!


「お前ら、一人ずつ出て来〜い 
  今からおまえらの根性ば見ちゃる (笑)」

あれは 

震えとる一年もおったね

オレが 焚火の枝ば取って腕に押し付けてやったら
ギャ〜 ギャ〜 うるさいわけ

「そげん熱いや こんぐらい、、、」

って言うて オレが自分の腕にジュッってやって
ニヤッって笑ったら 

それ見て 泣きだすやつも出たよ

まあ オレらも酔っとるしさ
絶対にやるまで許さんし

「もう僕は 水泳部やめます!」

って 泣き叫んでも、、、許さんくさ

2〜3人で押さえつけて 
とにかく全員やってやった

そしたら 火ぶくれになって
ぷくっと 膨れてくるよね

その皮ば 今度は剥ぎ取る根性大会も やり

傷口ば 海水に浸けて我慢する大会も やった

3年の先輩なんか

オレらの あまりの残虐さに引いてもうて

「もう そのへんで良かっちゃないや?」

って 一年ば庇ったほどよ

あれ

今 考えたら ヒデーことしたね
少年院レベルの 悪行やったと思う

そして 深夜まで続いた儀式も やがて終りを迎え
みんなぐったり疲れて

「先輩、、もう 寝ていいすか、、、」

って ぞろぞろとテントに入っていくわけ

「オレら もうちょっと飲むばってん
  よし、寝たいやつは 寝ていいぜ おやすみ!」

って 言ってやると

みんな大いびきで ガンガン眠っちまいやがった

オレと F が

目で合図して ニヤッと笑う

これで終わるわけ ね〜だろうがよ、、、


続く。