あの旅行中
ゆっくり 煙草ば吸える場所っていやあ
毎日の 大浴場やったな
ぱしりに 更衣室の見張りばさせて
オレら 湯船に浸かりながら ゆっくり吸うた
ある時
「おら、来たぜ 来たぜ！」
って言うんで
オレら 煙草ば握って湯の中に ジュッっていれて
「おまえら〜 何か煙草の臭いのするじぇ〜」
っていう先公に 愛想笑いで
「先生も 一緒に入らんっすかぁ〜」
でも言うて 誤魔化したよね
先公も 分かっとったんやろうけど
そのあたり 昭和っていい時代やった気がするね
最後の夜は
寝る前になって ひとつの部屋に集合して
「やっぱ、枕投げぐらい しとこうや！」 ってなった
電気ば消して
「よっしゃぁ〜！ オラァ〜」
オレ、そん時
イチかバチか 缶ジュースば 投げてみたんよ
そしたら ぎゃ〜って誰かが、、、、
電気つけてみたら U っていう奴が
鼻から血をダラダラ流しながら 倒れとった
あれは ヒデーことしたな
女ば紹介するね〜って言って 慰めてあげました、、
あとは そうね
北と南が お互いに 銃ば構えとるもんね
ヤンキーの喧嘩とは わけが違う
本物の恐怖が そこにはあると感じたわけよ
勉強になったな
以上
こんな感じの 修学旅行でした。
