韓国 修学旅行 其の五

二日目の 夜

ホテルで 何か騒ぎはじめたけん

なんやなんや? て 行ったら
誰かの カップヌードルとカネが なくなったらしい

先公がもう ぶち切れて

「誰やぁ〜! 出て来い!」 って

そんなもん 
正直に出て来るはずないやん

指紋でも取らん限り
カネは 見つけようがないもん

だけん 結局 消灯が早まって
各自の部屋から 出ることならん! て事に決定した

カネは 知らんよ

でも カップヌードル
番長の A とオレの仕業やった

その 貴重なカップヌードルにお湯を注いで
部屋の入口に見張りまでつけて
二人で まわし食いしたあの味 

最高やったなぁ


それでまあ 夜も更けて

オレらの部屋は G, A, Y, H, の
全員がヤンキーやったもんやから

アホやし 冒険好きやし

いっちょ 部屋ば抜け出してんどうや? って なって
そろ〜って 廊下に出て

デザイン科の女の部屋に 行ってみた

コンコン、 コンコン、

全然、誰も出てこんもん

「だけん 真面目なガキは好かんっちゃん」

オレが 

そう言うた瞬間やった

「コラァ〜、貴様たちゃ なんしようとかぁ〜」

待ってましたとばかりに
生活指導部の先公が二人来んしゃって

オレらは きちんと整列させられ

ひとり 5〜6発ずつ
ボコボコにくらされた

旅行から帰っても 貴様ら覚悟しとけよ! 的な
しぶ〜いお言葉も頂き

ジンジンする 頬を押さえ

オレらは 自分の部屋に叩き込まれて

やっと 眠りについたのでした


続く、、、。