クリスマスやら いっちょん好かん

オレんちは 昔から何もない

誕生日も クリスマスも 
プレゼントやら なんもない

かあちゃんが お菓子ぐらい買ってくれるばってん
親父が 基本的に子供の夢に無関心

まあ いいよ

昭和の貧乏暮らしで それどころやなかったやん
ガキのおもちゃより カラーテレビが買いたい時代たい

親父は確かに ガンガン働いた
自分の幼少の頃も プレゼントやら なかったはずよ

飯ば食わしてもらいよるだけ 感謝せんか! ってよ
うん 確かにオレは感謝しとるよ

テレビば観て 親父が罵る

日本人のくせ なんがクリスマスか!

それも分かるよ

ばってん オレがまだ サンタさんば信じとった頃
神様に祈って枕元に置いた 靴下に

なんか入れて欲しかったなあ

ちくわでも 魚肉ソーセージでも
なんでもいいから 入れて欲しかったな

ああ、 オレは悪い子だから
サンタさんが来てくれんやったとやろ

ホント、 そう思って打ちひしがれたし
ひねくれもしたもんだ


もちろん青春時代は 飲んで騒いで
エロハッピーなクリスマスば 楽しんだばってん 

それでもね

なんか 今でもトラウマで

クリスマスって 好かんねぇ。