9月は寒い

高一の夏が終わって
あ〜 思いっ切り遊び散らかしたなぁって、、、

大人の女に夢中になって
何曜日かさえ分からんで過ごして

鏡で顔を見たら
ひと月前とは まったく違う自分に見えたよ


そして9月に入って 半袖で夜 遊びに行ったら
えらい寒かったりしてさ

そんでふと、、、YHを ほったらかしとった自分に気付いた
胸を掻き毟られるような思いで 電話してみる


「あ、オレやけど 久しぶり、、元気しとーお?」

「あ、 うん、元気よ、、、」


沈黙と、ため息、、、

もう オレは先が分かっとった

でも彼女の高校の文化祭に行くって約束しとったから
それが 最後の約束になんのかな〜って ぼんやり考えた、、、

あいつは いつだって真面目で可愛くて優しくて
学校で勉強ば頑張ってやっとるのに
オレときたら パープリンのごと遊びまくってくさ
バカ丸出しやなぁ〜って思ったね

そん時 この曲を聞いた、、



( 昼下がり )作曲・矢沢永吉 作詞・相沢行夫  

けだるい午後の中で オレたちの愛が 消えてく 音もたてず
見つめる窓の外は 曇り空 低く流れる

言いかけて やめた一言
やり直せる 二人じゃない 分かってるさ

唇 重ねあった すき間から 愛がいつしか逃げて行った

出来るなら 時を戻して
まぶしいほど きらめいてた 遠い日々へ

二人の愛はいつも 空回り
見ない ふりして いたオレたち、、、、。

           1976年 A.DAY より