バンコク 其の四

バンコク3日目の朝、
いつものようにカフェで朝食をとっていると
150㌔は あろうかという太ったタイ人男性が
酔って路上で暴れ出し、ビール瓶を投げ始めました
大きな声で何やら奇声も発して歩いています

K師範は いたって冷静
「まあ よくある光景ですよ」 と
こっちへ来たら金玉を蹴り潰してやろうかという構えです


それが終わると 今度は酔った刺青の白人
僕らに 「日本人ですね〜日本は大好きで〜す!」

最初は絡んできたのかと警戒しましたが
上智大学に留学の経験があるインテリ アメリカ人でした
話は楽しかったですが その白人が通りの黒人をからかい
一瞬 殺伐とした空気が流れた時は緊張しましたね

お蔭でパッチリ目が覚めたところで
念願の 「ワット・ポー」へ向かいました


写真では分かりませんが 敷地が広大過ぎて しかも迷路です
この日は 体感温度が40度ぐらいあったので
後頭部の汗がお湯になり、吸う空気が熱かったですね
「ワット・アルン」にも行きたかったのですが くじけました
また来た時にします


本堂の奥には 金色の仏像

巨大な涅槃像

百八つの煩悩

廻廊に金属の壺が 百八つ並んでいます
ここは 一握りの小銭を受け取って 壺に一つずつ入れていき 
ちょうど終了したら幸運なんですが
途中で K師範がつまずき、小銭を床にぶちまけてしまったのでした
でもタイの子供や白人女性が拾ってくれて助かりました

ちなみに僕は 小銭が8個余りました
8個も煩悩が多いということでしょう、自粛しま〜す

この人は あまりに美しかったので勝手に撮ると
なんか文句言い出したみたいなんで
キャメロンディアスじゃないの〜? ってとぼけながら
さっさと退散いたしました

こいつは 撮っても文句は言いませんでした、、、

続く。