伝統工芸士になるには?

ざっくりと 書きますが

伝統工芸士に認定されるには
国家試験があり、筆記と実技が必要です
しかし それほど難しいことではないようです
それは そうでしょうね
難しければ作品は作れないわけだから


難しいのは 試験を受けるための資格です


まず、証人がいる条件で 12年間はその仕事に
携わっていなければいけません

次に、前回書きましたが 国が指定した5つの項目を
クリアーした産業の組合員になることです
個人では試験は受けられません
しかも指定された産業の仕事のみでの試験になるので
どんなに凄い作品が作れても
その県の指定産業でなければ認められません

例えば 世界的に有名な刀鍛冶がいたとしても
刀が日本の伝統工芸に指定されてないので
伝統工芸士は一人もいないのです

それとは別に
重要無形文化財に指定されている工芸品は
国の援助があるかわり
伝統工芸士の試験は受けられないという
わりと複雑に分かれているんですよ


というわけで
古い制度そのままに誰も手をつけない感がある
工芸品の世界ですが
今では工芸士だろうと作家先生だろうと売れないし
特に援助があるわけでもなし

自分で何か道を切り開くしかない時代に
なっているようです。