憧れのYHに告白!

中学卒業前から二人のダチと約束しとることがあった
卒業した週の日曜の朝に
好きな女に電話して告白することやった

そしてその日の朝は来て
オレたちはY君の家に集まってジャンケンした
負けた順にM君、Y君、そしてケツがオレ

まずMが電話した
当時は携帯やら無いけん親とかが出るやん
それだけでもう心臓がバクバクなるとです
Mは本人が出たら どもって何言ってるかわからんで
またかけます〜言うて切ってしもうた
オレらみんなで大爆笑!

次はYの番やけどYは色男やったし、彼女の方も待ってた
感じで付き合えることにすんなり決定たい

そしてMがまた電話した
もう彼女も笑ってるし、友達からということで Ok!
「すげーじゃんあんたらち〜」

って、もしかしてオレの番?
あ〜指が震えてきた、頭が真っ白やし無理やけん
やっぱオレは手紙にするけんって言うたら二人が 
「自分だけつまるもんかい!」

オレ、死ぬ気でかけた、本人がいきなり出た
本物だぁ〜 学園のクイーン YHだぁ〜

「あの〜オレっす、RYOっす、さ、三年間好きでした
 もし良かったら友達から、、、」

しばらくの沈黙のあとYHが言った
「いいよ、付き合おうね!」

信じられんやった、電話口でヤッターと叫んだら
YHが笑いよんしゃった

電話切って放心した、ダチがスゲースゲー言うとる
カネを出し合ってビールとウイスキーとつまみを買った
その夜はベロベロになるまで飲んだ (15才やけど)

吐いて、ぶっつぶれて家に帰れんやった
三人とも、壁にもたれて眠った

オートリバースで
COOLS が流れよった気がする。