大島機(おおしまばた)

この写真は僕が作った大島機の正確な5分の1の
ミニチュア模型です
何百年前からこの形なのか知りませんが、かなり前でしょう
うまく考えて作られてます

木材と紐や縄だけで、てこの原理や引き合うバランスを
利用して織る仕組みですから使い手は微妙な調整をする
必要がありますし、一台一台に癖もあります


大島って奄美大島であり大島紬を作る機です
昔は大きな産業だったので出機(でばた)といって主婦などが
自宅の機で企業から仕事を請けて織るしくみが多く、機を作る
職人さんもいましたが、着物産業が縮小になると機は叩き壊され
薪にされました
ですから最近は古くて反りがなく使いやすい機はあまり見つからなくなっています、見つかれば5〜6万で、新品で作れば20万ぐらいかな、
でも新品は板が反ってくるから大変ですよ、、

さて、明日は日田の町に行ってきます
自宅で織物がしたいという女性がおられまして、
送られてきた機はバラバラだし、まあ最初は誰でも一人では
組めないので助っ人で行くわけです
頑張って来ます!!!