社会人としての原点

僕が高校を卒業して
やりたいことなんか何も見つからず
何でもいいから受けてみた日用品の問屋に入社して
頑張ってはいたけど、、
いや頑張らないと夜まで仕事が終わらないからね
そんだけ物は動いていたんでしょう

貰った給料は車や酒やデートに消えてなくなり
いつもギラギラしていて気が短く
でも冗談ばかり言ってはゲラゲラ笑っている青春

場所は、箱崎埠頭の物流センター 31年前、、
この前、そこに行ってみたら
まだ建物が残っていたのでびっくりしました


最近、若い人のブログなどを読んでみると
社会に出ること、将来、日本や世界の未来、地球の環境問題など
様々な事に不安や怒りや絶望を感じたり、
すごく健康を気にしたり、節約を心がけたり
僕らの青春時代と比べるとはるかに賢くて大人なんだけど
どうしてだろう、可哀相な気がするんです

僕の家は貧乏だったので、悩む対象はすべて物欲でした
高校時代からたくさんのアルバイトをしてレコードや革のジャンパーや女の子へのロケットペンダントなど買いました
将来のことは何も考えず、水泳部で次の試合に勝ちたいとか
焼肉とビールが死ぬほど食いたいとか単純に悩んでいて
仕事だって真面目に働いていればいつかは偉くなってマイホームのひとつでも持てるだろうと、、そんな風に思っていたんです
おめでたいというか、幸せというか、、

現代は、人間が優秀な動物であることはもうわかった
何もかも、もういいよってところに来ているんだと思う
僕はIT産業には、もうついて行けてない
でも活用しないと仕事もうまくいかない、環境の為に車を
手放して自転車に変えることも出来ないし、しない
やっぱり人間は私利私欲で生きてしまうのかな、、
と、僕の力不足を思い知ります

今の若い人は、悩ませられる出来事や情報が多いだけ
誠実な思想の持ち主がたくさんいると思う
期待しています