ミスティ  misty

神秘的な薄い霧に包まれたような意味をこめて
この着物は ミスティ という題名です

少し離れて見ると淡いあかむらさきに見えます
或いはピンク系にも見えますね
とても上品で清潔感があると思います

これ実は手紡ぎの横糸ならではのトリックがあって
淡いあかむらさきに見えるだけなんです
参考価格 ¥200,000

お分かりでしょうか?
赤と紺と白の組み合わせで織っています
手紡ぎの糸は、その名の通り人間が素手で作る糸ですから
太いところや細いところが発生します

そのことで生地にたくさん空気が入り、柔らかくて暖かく
光沢があり軽い着物が出来上がるわけですが
同時に糸の色が混ざり合って奥が深い色彩を可能にするのです

縦糸と横糸の組み合わせで思いがけず不思議な色に出会うことも
あり、その感動のグラデーションが
紬の織物の最大の魅力ではないでしょうか