手に入れた宝石

日本の養蚕農家はほとんど無くなりつつあります
ブラジルや中国から安くて大きな繭を大量に輸入するからです

国産が欲しいならば、、、
養蚕農家と契約している糸屋さんに頼んで受注生産になり
その値段は通常の約3倍です
これでは作品の販売価格に影響が出ます
しかし、最高を知らずして絹は語れないと思い
今回少しですが購入しました

福島県産の純国産手紡ぎ糸です

写真では分かりませんが、光沢ときめの細かさが凄いです
これを見るまでは外国産も国産も見分けがつかないなどと
人から聞いてましたが  とんでもない!
全然違います

やっぱり凄いんです日本の農家
蚕に対する温度調整、蛾の交尾時期、餌の新鮮さ、あげるタイミング、糞の処理、病気の処理などなど数えきれない細かい飼育のもとに
美しい糸ができるわけです
昔の日本人はこんなに美しい糸を普通に使っていたのかと思うと
豊かさの本質を知るような気もしました