伝統は変化するべきもの!

矢沢永吉さんの名言の中に、、
「常識は10年やっても常識のままだけど、非常識と思われているものも10年やり続ければ、それは認められる」

これを僕は織物で少しずつやっているつもりですが、以前に伊万里焼の先生が同じ事を言われていて、、うん、そうだそうだと思い、
もっと言うなら全ては先人の真似でしかない技術に対して
いかに自分らしさを自分の生涯において出せるかぐらいの
そんな時間しか人間には与えられないのです

それを、自分たちがやってきた伝統はこうだから、こうあるべきだという考えは長年繰り返された「今時の若いもんは」 というフレーズ
にすぎません
全然作品が売れないのに伝統工芸展のための作品を作って 
なんとか大臣賞頂いたとか、茶番がけっこう多いんです

問題は伝統を守る事ではなくお客様が欲しいと思うものを鋭く感じて
作り、納得して買ってもらい使ってもらう事です
買ってもらわないと僕ら餓死してしまいますからね
伊万里焼に尊敬する先生がおられて、まあそんな話を聞かせてくれるのです
だから、これからも変わったもの!作らせてもらいます

これは東京でも個展をされてるその先生の作品ですが、
凄いキャリアの持ち主で、技術は最高です
それよりもやっぱ絵にキレとセンスがありますよ
4年間見ていてやっとそれが分かるようになりました