機に仕掛けている糸が全部無くなったら、、
着物で言う4反分の新しい糸を業者に巻いてもらい、今までの糸の残りに1本1本 手で結んでつなぐのです
写真は男幅なので1380本の糸（０．３ミリほど）を、あやを間違えないように竹ざおを通して左右から糸を左手に握りこみ、親指と人差し指を使って結んでいるところです
絹糸というのはつるつるしているので、取り落としたら大変なことに
なります、仕掛けの針金や打ち込む板をするりと抜け落ちてしまうからです、そしたら何時間もやり直しの作業です、だから一定の緊張感を保たなければいけません
絹織物は、華やかな創作活動の時間よりもデザインに悩んだり糸を
染めたり繰ったり結んだり巻いたり切ったり、、
地味〜な時間の方が多いのです
