ある雨の午後の良ちゃん

工房の近くには、くらし館というスーパーがあるんです、
どしゃ降りだけど僕はすごく気分よく寿司と唐揚げとビールを買って出てくると
置いていた傘がないんです、、、
代わりに骨の折れたくそボロの傘があって、僕はそれ見てブチブチッときて、
どしゃ降りだし、人の傘取ると同罪になるし、、、
ふと振り返ると、今まさにスーパーの敷地から出て行くジャージを着たヤンキーの高校生の男女が僕の傘をさして、、、
それ見てもう! 自分もヤンキーだったなとか、大人をなめるなとか、
仕事うまくいかねえとか、、複雑な思いが頭を駆け巡り、
完全にブチ切れてしまいました。

ちょっとまておまえらと傘を取りあげ、二人をずぶ濡れに立たせて
放送禁止用語で2〜3分説教してあげました、
またまたふと振り返るとスーパーでは奥様たちがザワザワしてて、
なんだか作務衣を着た恐いおじさんが高校生をいじめてるような
雰囲気がでてたので、、、
ヤンキーを帰らせて僕も逃げるように工房へ帰りました

帰って飯を食べ、出来立ての作品を眺めながら
大人げなかったかなぁ〜なんて思いました