織るしくみが解らない方へ

簡単に説明します、私の紬の着物(平織の場合)は、たての糸をまずピーンと張ります、
これはかなりパンパンですよ! この写真は女巾ですから1260本あります、

糸は一本ずつ細い針金の小さな穴に通っていますが、場所が少しずつずれています、これが交互に織り合わさっていく秘密なのです

足元の踏み板を踏みます、1番と3番の糸が上へ、2番と4番の糸が下へ
下がり、よこの糸を入れる口ができました、そこへ巻いておいたよこ糸をシャトルにセットし向こう側へ飛ばします、

たての糸たちは打ち込むための金属の板にも2本一組ですべて通っていて、隣の糸とも交互になっているので、たての糸がよこの糸をしっかりと捕まえていくわけです、そして勢いよく、タン!


この行程を3万4〜5千回ほど繰り返せば着物一着分のできあがりです
以上、専門用語を使わずかなり省略して説明しましたが、やっぱわかりにくかったかな?   
もっと詳しく知りたいなんて風変わりな方は、どうぞ工房へ遊びに来て下さい、