私の羽織を紹介します

黒に近い茶色の羽織で尻が隠れる程度の寸法です、もちろん手紬糸を
使っており、裏地(羽裏)には黒田藩二十四騎の武将の一人、
後藤又兵衛基次の墨絵が描かれています、この絵も私が描いたものです、
参考価格 ¥150,000

槍の又兵衛こと後藤基次は永禄三年生まれ、強い武将で黒田藩でも人気があったみたいです、
他の武将との親密な付き合い、爽やかな性格、そしてその強さが
黒田長政の嫉妬心を駆りたて、大喧嘩の末に脱藩してしまいます、
細川家や池田家が喜んで又兵衛を引き取ろうとしますが長政の邪魔がはいり、
また浪人として彷徨うこととなりました、
又兵衛は乞食同然になりながら上京を続け最後は徳川家康との決戦をひかえた豊臣家の大阪城へ入城します、
しかし、与えられた兵をまたたく間に強い部隊に鍛え、人々を感心させました、
その後、真田幸村とともに大阪冬の陣、夏の陣と活躍しましたが、最後は
伊達政宗の鉄砲隊により胸を撃たれ壮絶な討ち死にとなります、
又兵衛が数多くの戦によって受けた刀傷,槍傷、矢傷、弾傷は五十三を数え、
また絶命しながらも馬から落ちなかったという説や、腰を撃たれて動けなくなったため、敵に首を取られぬよう部下に介錯を頼み、切腹したという説もあり、
まさに戦国の豪将であったといえるでしょう、